2015/08
07
Fri.
13:00

『DARK SOULS シリーズ音楽制作の小話など』

暑い日が続いてますね、
みなさまどうか体調にお気をつけ下さい。北村です。

さて、
久々のブログは、「DARK SOULS Ⅲ」について書いていきたいと思います。
その中でもサウンドらしく、楽曲制作について触れていきます。

今週、ドイツで行われている「Gamescom 2015」というイベントで
DARK SOULS Ⅲ の新トレーラーが公開されました!

前回のE3トレーラーに続き、
今回のGamescom 2015トレーラーも曲を書かせてもらいました。

以前より、少しずつ自分の曲には自分で演奏できる限り、
楽器を生音で入れようと試みておりました。

日々ブースにこもって録音を行い、曲を作ってます。

Art work

今回のトレーラーでは、バイオリンの重ね録りと自分の声を入れていますが、
E3トレーラーでは冒頭に(かつて先輩が置いていった)チェロを弾いて入れています。

歌を入れだしたのは実はごく最近で、
「DARK SOULS Ⅱ SCHOLAR OF THE FIRST SIN」で書いた「Sir Alonne」が初めてでした。

よーーーく聴くと、入っていますので
良ければ探してみてください。

また、弦楽器の音色には少し拘りがあって、
従来の楽器のチューニングではない音程で弦を張り弾くことで
豊かな響きではない、枯れたような、少しさびしい音が出たりします。

そうして録ったりすることも、実は少なくありません。

Art work

生音は、それが曲に1つ2つ入るだけで
曲の表情がより豊かになっていきます。

E3トレーラーでは、歌手の KOKIA さん に歌っていただいたことで、
ソフト音源には出せない、暖かさや感情といった味が出たと思います。
(実際の収録時は、声の美しさに鳥肌が立ちました!)

と、つらつらと書きましたが
そんな拘りを持ちつつ、DARK SOULS Ⅲ の楽曲制作を進めております。

どうぞゲームをお届けできるまで、
公開されたトレーラーを見て楽しんで頂ければ幸いです!

FreQuency
北村 友香